◎ここではインドネシアの様々な果物についてご紹介します。
 インドネシアは熱帯のフルーツ天国。庭先には、バナナ、マンゴ、ジャンブ、ナンカ、パパイヤ、ヤシなどといった木が茂って、実をつけています。インドネシアの気候は、高温で雨も多いため、果物の生育にとても適しています。雨季・乾季共にインドネシアでは一年中様々な果物を食べる事が出来ます。

(ランブータン/10月〜2月)

硬い緑の毛のような物が生えている赤い殻に果肉が包まれています。rambutは毛のこと。毛むくじゃらなのでこの名前がついたのでしょう。この毛の色が赤いほどおいしい。 皮をむくと、中からプルプルとした白い果肉が出てきます。果肉はライチに似て甘く、果汁たっぷり、とってもジューシー!!果肉の真ん中にはアーモンドくらいの種があります。
+++ アリに気をつけよう! +++
ランブータンをkg単位で買ってきて殻をむきながら食べていると、すぐさまその殻にありの大群が押し寄せて来るから大変。食べきれなかったランブータンをしばらく置いておいたらアリがたかりまくっていたことも、、、。それでも、もったいないから水でアリを追い払い最後まで食べました。

(サラック/2月〜6月)

茶色い蛇の皮のような外見。手でツルッとむける、その薄い皮の中にはりんごに似た白い果肉があり、サクサクとした歯ざわりがする。バリ産のものは大ぶりでジューシー。一方、中部ジャワ産のものは実は小さめで水分は少ないが、甘味が強い。
大きくてやわらかめが食べ頃。
ウジュン・パンダンからタナ・トラジャへ行く途中の道にサラック屋さんがありました。(上写真右)
バスはそこで止まり、乗客達はサラックをたくさん買っていました。

(ドゥリアン/11月〜3月) 

「果物の王様」といわれています。インドネシア産のものはやや小ぶり。表面に固いとげがあり、グロテスクで恐ろしげ。果肉はバターのようなクリーム状(ねっとり)で黄色い。強烈で特殊な匂いがあり、味はかなり濃厚である。熟れているかどうかを見極めて買わないとねっとりとした感じも甘みもなくて別の果物のよう。
ウジュンパンダンのドリアン屋さん(上写真右)。椅子に座って待っていると目の前にドリアンと水の入ったボールが置かれます。ドリアンの強烈な匂いにめまいが…。
+++ 食べあわせに注意! +++
ドゥリアンだけはアルコール類と一緒に食べないように。救急車を呼ぶ破目になるかも。
また、空腹時やコーヒーを飲んだ後もだめ。水を少しずつ飲みながら食べるのがいいと現地の人は言う。

(マンゴ/8月〜1月)

マンゴを現地ではマンガと呼ぶ。ハルマニス、マナラギ、ゴレッ、グドン等種類が豊富。ジューシーな果肉は甘く濃厚で、冷やしてからレモンをかけて食べると最高に美味しい。果肉の中に大きな種子があります。
トラックの荷台にいっぱい載せて道端で商売↑
+++ マンゴの木にはご用心! +++
マンゴの木はうるし科に属しているので、人によって木に近付くとかぶれることがあり、
実も熟していないものを食べると湿疹が出ることもある。

(パパイヤ/一年中)

フルーツの盛り合わせやジュース、ジャムなどによく使われる。
果肉は橙色で柔らかい。独特の臭みがあるが味は甘い。
酵素が含まれているため整腸の働きや、
肉を柔らかくする働きがあるといわれている。

(ココナッツ/一年中)

フルーツというかなんというか…,果肉から汁、幹、殻、葉っぱまですべてを余すところなく様々な用途で使う、万能な植物。
未熟なヤシの透明なゼリー状のような白い果肉は絶品です。熟したヤシの果肉は、ココナッツミルクの材料になり、削りおろしたココナツは料理やお菓子の材料となる。
+++ ココナッツミルクの作り方 +++
1.ココヤシの果肉を削りおろす。 2.そこに水を注いで果肉を絞る。 3.出来上がり!!(簡単でしょ。)

(マンゴスチン/12月〜4月)

「果物の女王様」といわれている。こぶしくらいの大きさ。
やや硬めで黒ずんでいる茶紫色の厚い果皮の中に
小房に分かれた乳白色の実が包まれている。
一見ニンニクの固まりを柔らかくしたような果肉だが、
味はクセがなく、甘酸っぱくて上品。
+++ マンゴスチンの汁に注意! +++
皮をむく時にマンゴスチンの汁が服に付かないように気をつけよう。洗っても色がなかなか落ちなくなるよ。

(パッションフルーツ/雨季)

卵をふた周りくらい大きくした楕円形。中にドロドロとした半透明の果肉と小さな種が詰まっている。その種も一緒にすすりって食べても問題ありません。逆にその食感がいいのかも。味はぶどうに似ていて、ジュースとして飲むことも出来ます。スマトラ島のブラスタギなどが生産地として知られています。表面が黄色くなるとおいしい証拠。
マルキサの皮をむしったところ。
結構簡単にむしれます。


(ジャンブ)

実の大きさは直径2.5cm〜5cm。
外皮は非常に薄く、色は淡い緑色、ピンク色、深い赤など色々。
赤いものの方が甘くておいしい。
果肉は白くサクサクとしていて水気が多い。
ガドガドに入れたりして食べてもおいしい。

(スイカ)

言わずと知れた日本でもおなじみのスイカです。
大きさはちょっと小さめで、スイカ独特のギザギザ模様が
ちょっと薄めです。
味も日本のものと比べて薄いような…。

(パイナップル)

こちらも言わずと知れたパイナップルです。
大きさはやはり小ぶりです。
でも、味はとっても甘くて最高においしい!!
果肉の黄色の部分もとても鮮やかです。
こちらの人はとても器用に上手にスイスイと
皮をむいていきます。

(バナナ)

日本でもおなじみのバナナです。でも、こうやって木になっている姿を見ると新鮮でしょ。
右の写真の先っぽにはバナナの花のしぼんだ後がくっついています。ここのバナナは大きさは小ぶりですが、味に関しては日本で食べる輸入物と違い甘くてとっても濃厚です。

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