出発!嬉しい事件と宿選び・・・の巻
朝7時 待ちに待った出発の日
私のはずむ気持ちと同じで、ザックは軽い。
これが、帰るころにはとてつもない重さになっているかな?
なんてことを考えながら、リムジンバスで関空へ、
今回の旅行は、仕入れの前にガムランを習うという
もう一つの目的があったため、
一号とは後で、バリで合流ということになっており、
私一人の出発。

空港は連休と重なっているせいか人が多い。
今回はJALでバリまで飛ぶ。
この時期一ヶ月間有効の飛行機のチケットを取るには、
意外にもガルーダよりJALが安かったりするのです。
空港について、まずはチェックインのため、
JALのカウンターへ。
ここでも人がいっぱいで、結構時間がかかる。
やっと自分の番がきて、チェックインをすると、
思わぬことが起こったのです。
何だと思いますか?

さっきも言ったように、この日は出発する人が多く
JALもその例外ではなくたくさんの人、
特にツアー客が多かったのでしょう、
係りのお姉さんから、
「本日は大変お客様が多いため座席をビジネスクラスへ
変更させていただきました。」 
といわれたのです。
そう。もちろん私が取る席は、エコノミーに決まってます。
ツアー客でエコノミーの席がいっぱいになり、
個人でチケットを取った人が、ビジネスにまわされることは
たまにあることなのですが、
それがなんと私にまわってきてビジネスに同料金で座れるなんて…
内心めちゃめちゃうれしい気持ちをひた隠しながら、
冷静を装ってチケットを受け取りました。
その後の私は超ご機嫌だったことは言うまでもありません。
その後税関を通り無事機上の人となリました。
ビジネスクラスの座席はやっぱり広く。
えらそうに足を伸ばしてみる。
周りを見渡すと、ほとんどが私のようなバックパッカー。

飛行機が飛び立って、しばらくすると、
食事が出てきた。これがまたすごい!!
まずオレンジ色のランチョンマットがテーブルにひかれ、
和食か洋食か選べるのですが、
和食はミニ会席風、洋食はコース料理風で、
陶器の食器に盛られてでてきます。
ワインもワイングラスについでくれて、
最初にテスティングまでさせてくれとてもリッチな気分。
さらに食後のデザートは
4,5種類のケーキやまんじゅうなどがとり放題。
おなかも満腹になり、落ち着いたところで、
ひたすら眠り続ける。

そうして約7時間乗りつづけ、ようやくバリに到着。
今日も無事に着いてよかった。
と胸をなでおろしながら、入国審査を済ませ
荷物を受け取り、いざ出口へ…
出たところでツアーのバリ人ガイドにまじって
ガルーダで先に到着していたガムラン仲間
二人が出迎えてくれる。
友人との合流も無事済ませ、いざ芸術の村UBUDへ向かう。
久しぶりに降り立つバリはやっぱり暑かった…

仲間と合流して、
空港からタクシーでウブドの隣村プリアタンで降りる。
(65000ルピア 約800円)宿探しを始めたけど、
道が暗すぎてロスメンがどこにあるのか見つけにくい。
やっとみつけてはいってみたロスメンではとても高い料金をいわれて
断念したりで、時間はどんどん過ぎていくし、ザックは重いし
歩くのも面倒くさくなってきて、『今回は新しい宿を開拓しよう』という
当初の決意はどこへやら、
結局は半年ほど前に私以外の二人(Aさん Iさん)が泊まった
プリアタンをさらに超えてタガス村にある
サリ・バンガローに来てしまった。
ここは某有名なガイドブックにも載っていて、日本人にとても人気の
ロスメン。二人が言うには、ここでは日本人とインドネシア人
以外の宿泊客を見たことがないらしい。
たしかにそういわれれば…
門をくぐると、広い庭があり、とても静かなよさげなところ。
部屋も広く3人で一泊朝食付き3万ルピア(約380円)は
なかなかいい感じ。やっとホッと一息。
何もしていないのになんだか疲れた。マンディをして眠りについた。